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「このはと」ドイツ襲撃艦コンペ 見敵必逃 装甲艦

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投稿日時
2019-12-01 20:02:38

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nayuta

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有坂総一郎氏作「この身は露と消えても……避け難き大東亜決戦」内のドイツ襲撃艦コンペ 通称「このはと」ドイツ襲撃艦コンペ
応募作 画像
見敵必逃 パルティアンショット装甲艦

前方優先の砲門配置の時代に逆らって後部に主砲を集めた装甲艦
通商破壊艦なので敵を見たら逃げる船です。
ついでにV-1対艦ミサイルも載せてみました。
多分落選するでしょう。

この当時の砲門数配置思想について軽く触れますと、前方優先思想が広がっています。
一艦に同じ口径の砲を多量に積むことで統制射撃をやりやすくして、命中率を上げる考え方でいわゆるドレッドノート革命です。
これにより砲戦は艦の全ての砲を指向できるよう、敵を側方において行う事が一般的になりました。

ところがこれに問題がありまして。
被弾率からいくと敵に横腹を晒すというのは最悪な形です。
さらに横方向へ全門発射、斉発すると横揺れが大きい。
砲側に速射能力があってもこの横揺れが納まらない限り次弾が発射できない。
大和の艦幅が広いのはこの斉発時の反動を吸収するためでしょう。
下手すると斉発時の反動で転覆する。
さらに敵に向かって直進して射程に入れたとして、そこから90°転針しなければならない。

そこで直進状態でも充分な砲戦が出来るよう、前方に指向する砲門数を増やす思想が生まれました。
従来の戦艦では長門のように前2、後2の前後均等配置が多かったのですが、それが変わりました。
これ以降、砲塔数3の戦艦は必ず前を増やしています。
極端なものはネルソンやフランス戦艦のように前方集中配置になっています。


で、ドイツの通商破壊艦ですが、この船は見敵必逃です。
(商船は敵ではない、あれは獲物)
艦尾を向けて砲戦する場合が多いでしょう。
ならば後方優先配置もありかな、と。
駆逐艦やドイツの軽巡はこの配置ですが、これは艦首を高くして凌波性を上げるためでしょう。
これを利用して凌波性を目一杯上げてやると、嵐の北海などでは駆逐艦が付いてこられなくなる。
飛行機も飛べなくなりますから、敢えて荒天の北海に出撃して封鎖線を突破するという方法も採れます。

後方優先の配置ですと速度も上がります。
船の速度はエンジン出力よりも艦形に因るところが大きいです。
特に艦首は細くしないと水の抵抗が大きくて速度が出ない。
なので前方に配置する砲は舳先からかなりの距離を取る必要があります。
この距離を短くしようとすると、必然的に艦の幅を太くしなければならない。
大和型がそうですし、ドイッチェランド級もそういう傾向が見られます。
逆に艦尾は細くした方が有利ではありますが、太くてもさほど影響は出ない。
アイオワ型はかなり太い艦尾をしています。
なので艦尾に砲塔を増やした方が艦幅は細く出来ます。

艦尾を向けての砲戦は舵やスクリュウの弱点を晒してここに命中すれば一発アウトですが、艦首側だって舳先が破られれば航走時の勢いで水が流入してきて同じようなものです。


さらにぶっ飛んだ考えをすると、主砲の後方集中配置もありです。
3砲塔を最上型に配置して(妙高型やネルソン型はなしです。この配置だと第3砲塔が後ろを指向できないので。この配置だと第1砲塔になりますが。)前方には副砲か高角砲を1基だけ配置する。
または28cm3連装砲塔を2基、背負い式に配置する。


中央部には対艦V1発射機4連装を装備したいです。

襲撃艦
基準排水量:15,000トン
公試排水量:17,200トン
満載排水量:20,000トン
全長:203m
全幅:21m
機関:ワグナー式重油専焼高圧水管缶9基
   3軸推進主機ブラウン・ボベリー式ギヤードタービン
出力:121,000馬力
最大速力:35ノット
航続距離:16ノットで10、000海里
乗員:1200名
主砲:52口径28cm砲(11インチ砲)3連装2基(後2)
副砲:55口径15cm砲(6インチ砲)3連装1基(前1)単装6基(両舷)
高角砲:65口径10.5cm砲連装6基
対空砲:3.7cm(83口径)連装高射機関砲10基20門
対艦ミサイル:V1対艦ミサイル4連装発射機1基
搭載機:水偵3機
舷側装甲:最大150mm
甲板装甲:最大80mm

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