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戦艦山城改造 航空戦艦案

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投稿日時
2020-01-17 11:44:17

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nayuta

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投稿者コメント
航空戦艦なんてものは、凡そ無意味なものです。
艦載機で先制攻撃を掛け、主砲でとどめを刺す、などと考えるかもしれませんが。
ならば艦載機用に空母を、主砲用に戦艦を準備すればいいだけです。
わざわざ1つの艦に両方の機能を持たせる必要はない。
第一、戦艦と空母は性格として真逆のものです。
遠距離攻撃限定で自艦は攻撃を受けないことが前提の空母と、視界内戦闘で撃ち撃たれる戦艦とでは船体構造からして違います。
戦艦と空母を無理に合わせた場合、空母5割、戦艦5割の船になるのではなく、空母3割戦艦3割の船になるでしょう。
どう考えても無駄です、艦隊戦用としては。



通商破壊戦用なら話は別です。


太平洋戦争では日本は通商破壊をやらなかったようです。(史実を詳しく調べた訳ではないので)
アメリカ本土から西太平洋の主戦場まで、長大な兵站線があったはずなのに。
どうも日本海軍は戦争とは「相手の戦力をこちらの戦力で撃滅する」ものだと考えていた節がある。
確かに日清、日露では相手の戦力を撃滅することで継戦意志を失わせ、講和が結べました。
でも、WWⅠから始まった総力戦というものは、戦力を撃滅しても戦争は終わりません。
戦力は補填され、それこそ国力が尽きて補填できなくなるまで戦争は続きます。
ならば無理に相手の主戦力を撃滅しようとして、こちらの主戦力をぶつけて消耗するのは愚策でしょう。


寧ろ相手の主戦力を避ける形で、こちらの戦力がなるべく消耗しないように相手の弱いところを狙って攻撃を掛けるべきです。
そのアメリカの最も大きな弱点が長大な兵站線だと思います。
まあ仮想戦記に主戦力同士の激突が多いのは、半分以上読者受けを狙っての事だと思います。
皆、「大和 vs アイオワ」、「大和の勝ち、大和最強」が好きですから。


というわけで、山城を通商破壊戦用航空戦艦に改造します。


通商破壊戦というとUボートに代表される潜水艦が史実では活躍していますが、実は空母ほど通商破壊に適した船はないと思うのです。
英米日とも空母を通商破壊に使っていないので実績はありませんが。


通商破壊はまずターゲット、商船を探すところから始まります。
海面高度の潜望鏡、浮上しても通常の船の甲板程度の高さしかない潜水艦と、偵察機を使って広く空から捜索できる空母と、どちらが発見しやすいか、自明です。


通商破壊船の存在が明らかになると、相手国はハンター部隊を編成して通商破壊船を狩り出しにかかります。
襲撃位置から通商破壊船の移動距離を推測して、その範囲を網を絞り込むように追い込んでいくのですが。
姿を表して砲撃してきた水上艦や、姿が見えなくても魚雷の射程内にいたことが確かな潜水艦相手にはそれができます。
一方空母の場合は、そもそも襲撃時に母艦がどこにいたのかすら判りません。
仮に200kmの地点から(足の遅い九九艦爆でさえ1時間の距離です)攻撃を掛けたとしても、母艦の位置は半径200kmの広大な範囲のどこかです。
捕捉するのに非常な労力が必要でしょう。


もし、日本が龍驤や祥鳳型、鳳翔など搭載機数30機に満たない小空母を通商破壊に出していたら、結構面白い事になったのではないでしょうか?
(鳳翔は複葉機しか運用できなかったらしいけれど、商船攻撃は複葉機で充分)
では、空母だけで充分では、とも思いますが。


空母の場合、遭遇戦が怖いです。
龍嬢クラスでは駆逐艦1隻と遭遇するだけで戦闘力を失うでしょう。
広大な太平洋で、偵察機による広範囲警戒をしていたとしても、航空機が飛べない夜間や荒天時に偶然遭遇する事はあり得ます。
護衛に巡洋艦を付けてもいいのですが、(駆逐艦は航続距離が不足する)その場合巡洋艦は殆ど無駄な存在になります。
ならば航空戦力と砲戦力を兼ね備えた航空戦艦、または航空巡洋艦という色物にも価値がでてきます。


通商破壊戦のもう一つの目的は、敵海軍戦力を引きつける事です。
広大な太平洋で1隻の船を探すためには多くの艦艇が必要で、それだけの兵力が前線から引き抜かれます。
そのターゲットが戦艦クラスの攻撃力を持っていたら、ハンターチームにも1~2隻の戦艦を加える必要が出てきます。
仮にハンターチームが10チーム編成されたとしたら、10~20隻の戦艦が艦隊決戦用に使えなくなるわけで。


戦艦山城を航空戦艦に改造する意味は充分あると思います。
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